解体工事の契約書|確認すべき9つのポイント
解体工事の請負契約書で必ず確認したい項目(工事範囲・金額内訳・工期・廃棄物処理・地中埋設物の扱いなど)を静岡県の解体業者が解説します。
公開日: / 更新日: / 執筆:株式会社AMT
解体工事の契約書は、トラブルを防ぐいちばん大事な書類です。「工事請負契約書」にどんなことが書かれているか、どこを必ず確認すべきかを分かりやすく解説します。
この記事の要点
- 建設業法により工事の請負契約は書面で交わすことが原則で、口約束や見積書だけで始める業者には注意が必要です。
- 契約書では工事範囲・金額の内訳・工期・支払条件・廃棄物処理など9項目を確認し、範囲のあいまいさは追加費用の元になります。
- 地中埋設物が出た場合の扱いと、追加・変更が生じたときに事前に協議して書面化する手続きが書かれているかを確認しましょう。
解体工事に契約書は必ず必要?
はい。建設業法により、工事の請負契約は書面で交わすことが原則です。「口約束だけ」「見積書だけ」で工事を始める業者には注意してください(解体業者の選び方)。
訪問営業でその場の契約を迫られたときの考え方は訪問営業の契約とクーリングオフにまとめています。
解体工事の契約書で確認すべき項目は?
工事の範囲、請負金額と内訳、工期、支払条件、廃棄物の処理方法、残置物の扱い、近隣対応、損害時の対応、追加・変更時の手続きの9項目です。
- 工事の内容・範囲…どこまで壊すか(門・塀・庭木・物置・地下室など)。範囲があいまいだと「追加費用」の元になります
- 請負金額と内訳…一式ではなく、仮設・解体・運搬・処分・整地などの内訳があるか
- 工期(着工日と完了日)…天候による延長の扱いも書かれているか
- 支払条件…着手金・完了後の割合、支払い時期
- 廃棄物の処理方法…適正に処理する旨、マニフェスト(管理票)の交付
- 残置物の扱い…家財が残る場合、誰がいくらで処分するか
- 近隣対応…挨拶や苦情対応を誰が行うか
- 損害が出たときの対応…保険の加入状況、賠償の取り決め
- 追加・変更が生じたときの手続き…地中埋設物が出た場合など、事前に協議して書面化する旨
地中埋設物について契約書で何を確認する?
見積時点では読みきれない地中のコンクリート塊や古い基礎などが出た場合に、どう扱うかが契約書に書かれているかを確認してください。
掘ってみて初めて分かる地中のコンクリート塊・古い基礎・浄化槽・井戸などは、見積時点では読みきれない部分です。「出た場合はどう扱うか」が契約書に書かれているかを確認してください。当社は発見した時点で写真とともにご報告し、追加費用をご相談のうえ進めます(費用の決まり方)。
見積書と契約書はどう確認すればいい?
金額だけでなく「どこまで含まれているか」で比べてください。安く見える見積書は、整地や処分費が別になっているケースがあります。
相見積もりを取るときも、金額だけでなく「どこまで含まれているか」で比べてください。安く見える見積書は、整地や処分費が別になっているケースがあります(相見積もりのコツ)。
避けたほうがいい解体業者の特徴は?
契約書を出さず口約束で始めようとする、見積が「一式」だけで内訳がない、登録・許可を確認できない、マニフェストの説明を避ける業者には注意しましょう。
- 契約書を出さない/口約束で始めようとする
- 見積が「解体工事一式」だけで内訳がない
- 解体工事業の登録・許可を確認できない
- マニフェストの説明を避ける
当社は書面での契約を必ず交わし、内訳のある見積書をお出しします。ご不明な点は遠慮なくご質問ください。
まとめ
契約書は「あとで困らないための保険」です。工事範囲・金額の内訳・追加が生じたときの手続き——この3点をおさえるだけでもトラブルはぐっと減ります(よくあるトラブルと防ぎ方)。
出典・参考(公的機関)
