解体工事と電柱・引込線|敷地内の電柱や支線はどうなる
解体工事にあたっての電気・電話の引込線の撤去、敷地内にある電柱や支線の移設、街灯や防犯カメラの扱いについて、誰に連絡するかを静岡県島田市の解体業者が解説します。
公開日: / 更新日: / 執筆:株式会社AMT
解体する建物には、電気や電話の線が引き込まれています。敷地の中に電柱や支線(電柱を支えるワイヤー)が立っていることもあります。これらは勝手に外せません。誰に連絡すればよいかを整理しました。
この記事の要点
- 建物に引き込まれた電気・電話・光回線などの線は、解体前に電力会社・通信会社に依頼して撤去してもらいます。
- 敷地内の電柱や支線は所有者が事業者のため勝手に外せず、移設には相談と調整の日数が必要です。
- 街灯・防犯灯や防犯カメラなど他者が管理する設備が付いていないかも確認し、連絡は早めに始めましょう。
解体前に引込線の撤去は必要?
建物に引き込まれている線は、解体前に電力会社・通信会社に撤去してもらいます。線が生きたまま解体すると感電や断線の危険があるためです。
- 電気…電力会社(契約している小売事業者経由の場合もあります)へ廃止と引込線撤去を依頼
- 電話・光回線…回線事業者へ解約と設備撤去を依頼
- ケーブルテレビ…事業者へ連絡
火災保険や郵便の転送など、ほかに見直す契約は解約・変更する契約チェックリストをご覧ください。
手続きの順序と目安の日数はライフライン停止手続きにまとめています。水道は解体工事中の散水に使うため、止めるタイミングが異なる点にご注意ください。
敷地内に電柱がある場合はどうする?
解体工事で支障になる場合は、移設できるか電力会社に相談します。移設には調整と日数がかかり、費用の負担は状況によって変わるため事業者に確認してください。
私有地に電柱が立っていることがあります。所有者は電力会社や通信会社で、土地の所有者との間で設置の取り決めがあるのが通常です。
- 解体工事で支障になる場合は、移設できるか電力会社に相談します
- 移設先の候補(自分の敷地内の別の場所、道路側など)を一緒に検討します
- 近隣への電気の供給に関わるため、移設には調整と日数がかかります
- 費用の負担は、移設の理由や状況によって扱いが変わります。金額と負担者は事業者に確認してください
建て替えの計画がある場合は、新しい建物の配置と合わせて早めに相談しておくと、工程が組みやすくなります(建て替えの解体)。
支線(ワイヤー)や支柱はどう扱う?
勝手に切ることはできません。解体作業や重機の動きに支障が出る場合は、事前に事業者へ連絡し、保護や一時的な移設について相談します。
電柱から斜めに張られたワイヤーが、敷地の隅や塀の中に固定されていることがあります。これも勝手に切れません。
解体作業や重機の動きに支障が出る場合は、事前に事業者へ連絡し、保護や一時的な移設について相談します。塀の撤去とあわせて出てくることが多い項目です(ブロック塀の撤去)。
建物や塀に付いているものは何を確認する?
街灯・防犯灯、防犯カメラ、カーブミラー、電力量計、共同アンテナなどが付いていないか確認します。取り外しや移設には持ち主の了解や別の手続きが要ることがあります。
次のようなものが取り付けられていないかも確認します。取り外しや移設に、持ち主の了解や別の手続きが要ることがあります。
- 街灯・防犯灯(自治会や市町が管理していることがあります)
- 防犯カメラ、カーブミラー
- 電力量計(メーター)、引込柱
- 共同アンテナ、有線放送の設備
- 隣家の配線や配管が越境している場合(境界と越境の確認)
太陽光パネルがある場合はどうする?
屋根に太陽光パネルが載っている場合は、配線の処理と系統からの切り離しが必要です。パネルは光が当たると発電するため、取り扱いに手順があります。
くわしくは太陽光パネル付き建物の解体をご覧ください。蓄電池が設置されている場合もあわせてご相談ください。
電力会社などへの連絡はいつ始めればいい?
引込線の撤去も電柱の移設もすぐ対応してもらえるとは限らないため、解体の日程が見えてきた段階で連絡を始めると工程が詰まりません。
引込線の撤去も電柱の移設も、依頼してすぐに対応してもらえるとは限りません。とくに移設は調整に時間がかかります。
解体の日程が見えてきた段階で連絡を始めると、工程が詰まりません。何をいつ連絡するかは、現地調査のときに一緒に確認します(見積り前に準備するもの/解体工事の工期)。
まとめ
引込線は解体前に事業者に撤去してもらいます。敷地内の電柱や支線は所有者が事業者のため、移設には相談と日数が必要です。街灯や防犯カメラなど、他者が管理しているものが付いていないかも確認します。いずれも早めの連絡が工程を守るポイントです。
